五十森達哉_株式会社CAKE CafeFREEの開業秘話とは
五十森達哉氏は念願としていた飲食店「CafeFREE」の開業までどのような紆余曲折があったのか？それらについても深く掘っていき紹介していきたいと思います。
一般的に店舗の規模、デザイン、立地にもよりますが、バーの開業にはおよそ500万～1,000万円が必要だとされています。そのため最初の資金繰りから経営者としての素質が必要となります。融資や自己資金から捻出など方法は多くあります。そういった資金繰りも五十森達哉氏はなんなくクリアし、通常の飲食店よりも費用が必要とされるバーの開業への一歩を歩み始めます。
また飲食店経営に必要な「食品衛生責任者」「防火管理者」も取得し残りは仕入れ先、スタッフの確保となりましたが五十森達哉氏はアルコールへの拘りが強く店に置くお酒の選定に苦労したと語ります。自らの足で酒造へ行き味をみて納得のいくものをチョイスするといった方法で満足のいく自慢の酒を今では店内に並べています。食事メニューの面では昼はカフェといった二毛作的な営業をしていくためサンドイッチやフライドポテトといった軽食や、カツカレーなどのガッツリメニューまで多くのものを試し店の雰囲気やビジョン、テーマにマッチするものを揃えました。
また、スタッフに求めるものも高くオープン初期は従業員の教育にも大変苦労したと語ります。バーの雰囲気にマッチする制服、ユニフォームを揃え口調や接客スキル、店内の清潔感の維持など徹底した教育指導を今でも続けているようで、スタッフの接客は気持ちが良いと評判を呼んでいます。
五十森達哉氏がカフェとバーの営業を組み合わせたのにはいくつか理由があります。
●収益の多様化
昼間のカフェ営業と夜のバー営業を組み合わせることで、1日の中で異なる顧客層にサービスを提供できます。昼間は仕事や勉強をする人々が集まり、夜にはリラックスして飲み物を楽しみたい人々が来店します。このような多様な顧客層をターゲットにすることで、売上の安定化や増加が期待できると五十森達哉氏は考えました。
●施設の最大活用
カフェとバーを同じ場所で営業することで、施設の最大活用が可能になると五十森達哉氏は言います。特に都市部では不動産の費用が高いため、同じ場所で複数の営業を行うことでコスト効率を向上させることができます。
●顧客の滞在時間の延長
昼間のカフェから夜のバーへの移行がスムーズに行える場合、顧客は長時間滞在する可能性が高くなります。このような流れを促進することで、顧客の滞在時間が延長され、売上が増加する可能性を見出せると五十森達哉氏は考えます。
●ブランドイメージの強化
昼間のカフェと夜のバーを同じ場所で営業することで、ブランドの多面性を強化することができます。顧客は同じ場所で異なる雰囲気やサービスを楽しめることに魅力を感じ、ブランドに対する忠誠心が高まる可能性があります。
これらのメリットを活かすことで、カフェとバーの営業を組み合わせることは、ビジネスにとって有益な戦略となるのです。
